最終章 いやはや、こんな形で終わるとは思っていなかった。 何もなかったかのように晩御飯が続かないことは先に触れていたが、正直介護日記でも始めようかと思っていた。 もはや書くことがなくなってしまったので、退院(転院)準備から一転亡くなるまでの私のメモ程度のものであるが、これをもって最終章としたいと思う。 (ひと言)観点も間違っているし聞いたことも正確であるかどうか、素人の書いていることなんで気にしないで欲しい 6/30状態が安定しているので、自宅介護に向けて準備のため佐藤病院に転院しかし    現在佐藤病院には個室しか空がないため、つなぎのつなぎで13階の泌尿器科にある    救急の部屋に明日2時に移動すると言われた。 7/1 カニューレ交換    熱39度     個室移動って大丈夫なんか?    抗生剤開始    7/4(土曜日)     逆流性胃炎のためカニューレから肺に栄養液が入り肺炎    1階救急に逆戻り    肺内視鏡で機械で吸引(赤石医師)細かな仕事をしていただいたようだ 7/5 人工呼吸器が付けられた 7/7 肺炎が広がっていい肺まで肺炎になった    帽子と手袋と割烹着見たいのを着ないと面会できなくなった    言葉も出ない意識もないけどかなり表情が辛そうだった    口が開けっ放しなのでカラカラに渇いているので、人工唾液オーラルバランスってのを    買って来てほしいといわれ届けた。こんなの知らなかった便利なもんだ 7/8 昨日酸素濃度が80%だったが今日は60%になっていたが、    おしっこがあまりでないらしい、100ml位かそれ以下、おしっこの出る薬を    投与していた。身体全体が熱い、体温は37度らしい    肺炎の状況は重篤だそうだ、以前はどこ見てるのかわからないが目を開けたりしていたが    今日は目をつぶったままだった。血糖値が400位になってるらしい、インシュリンで抑えられるから    大丈夫だSPも88を目安にして呼吸器を調節しているらしい。何よりも今は呼吸の回復が最優先だと    医師と看護士が話していた。(本人が聞いていたらたぶんうんこのプライオリティの方が高かったと思う    聞いていて思わず口から出そうになった青木さん正解って)  7/9更に状態が悪くなった。もはや助かる見込みはないらしい   血圧が急激に下がっていた80/40くらい、しかしこれも昇圧剤を注入しての値だ   おしっこも更に出が悪くなっていた。f10 70%(人工呼吸器)   昨日とは違いたまに焦点の定まらない目をキョロキョロさせていた。   意味はないがこんな反応だけでもうれしい   最終的にはもしもの事態になったら電話しますからと医者に言われた。   そうそう今日は看護士が開口一番に今日普通に便が出ましたよって言われた。   本人もうんこうんこ言って最後も便所で心肺停止になったのだから、出てよろこんでいるだろう。   そうそう痰からMRSAが出てガウンテックになったらしい。今どきMRSAでガウンテックは大げさすぎると思うけどね。   普通手袋マスクくらいだと思う。 7/10昨日とは違い昇圧剤が効いたのか140/60くらいで160-140/70-60位をフラフラしていた    目は開いていた。おしっこも昨日よりは順調に出ているそうだ。    しかし呼吸がますますいけない90%25Fで92-3、自発呼吸も約7回に1回で形が半端(吸っているが吐いてないみたいな)    、その他は補助と強制でやっと生きている感じだ。    熱は36℃であった。あとおしっこの管に血がひょろっと付いていた、血尿みたいに濁ったやつじゃなく    血が筋になったようなやつだ。管を付け替えた時傷つけて出たのかと思ったが何もしていないと言う。    どの道いいことではないのだろう。ところで今日初めてAラインと血圧計の値が一致するのを見た151/67ヘーと思った   7/11今日は体温が37.2度と高め、確認はしてないがおしっこは順調みたいだ。うんこでたそうだ。    呼吸は自発呼吸が4回に一回くらいに増えていた。後は昨日はいる間に何回かPVCがおきたが、今日は起きなかった    といっても114はや歩き程度か?でも一日中とすればかなり立派な心臓じゃないのかな? 気になるのは痰の吸引の時イヤイヤって顔をしてたのがしなくなった。反射する体力もなくなったのか    あと看護士さんがむくんでいる両手腕に弾性ストッキングみたいに腕にバンテージを巻いてくれたらしい。    それにしてもガウンテックは2時間が限界ダー、まるでサウナスーツ 7/12今日は正直ダメなんだと思った。    呼吸は昨日と変わりないってか80%25Fで自発補助補助自発補助強制みたいな感じになっていた89-95    しかし頼みの綱的心臓が限界に近づいたらしい。不整脈のオンパレードで黄色いアラーム付きっぱなし    一時的VT、多源性PVC,心房性三段脈、リズム不整、心拍欠落、2次頃はPVCも2−14位であったが4時頃には70−80で盛んに    VTachの赤いアラームが鳴り止まなくなった。    たしかに138−180というHRだからアラームも当然かとも思う。血圧は出るようになったと言っていたが100-140/50-68    くらいだった。まぁ出るのはいいがおしっこの出が悪くなった気がする。そのかわり朝方カリウムが5.9検出された、3時頃の検査で6.2    になっていた。まぁ初めから時間の問題ではあったのだろうがカリウム検出は駄目押しだったなぁ    心なしか今までいっぱいあった点滴とかシリンジポンプがなくなっている。 7/13今日はなんだか穏やか、90-94で普通に心臓は動いているが昨日が180だったから浮かれていられない    血圧は100/50位呼吸は変わりなし、おしっこが50m、うんこは3回出たと言っていたが、流れ出たんじゃないかと思う    入院時45Kgが53Kgになっている。その全てが水ぶくれ手足がむくんでパンパン、再び手腕にバンテージ巻いてくれた。    おしめがなくなったというので買い物がてらに帰るかと17:40おしめを買って届けておく。    夕飯を買い家に着くと電話が、とりそこなう、再び電話血圧が下がってきたとのことで再び病院へ    19:43 死亡確認 今になって思う、もしかして親父って慢性低酸素下のVTだったのか? 父にかかわってくださった皆様ありがとうございました。 最後に13階のいい部屋調達していただいた後藤様ありがとうございました。 そして何よりも自宅介護に向けてご指導いただき容態変化してからも気にかけていただいた折原さんありがとうございました。 父は皆様の多くの思いやりに囲まれて旅立ったと思います。 故 吉田 完一 儀  行年86歳 通夜7月14日 午後6時  於、菊葬会館 葬儀7月15日 午前11時  於、菊葬会館 喪主 吉田一彦 7/15 本日文字通り完全燃焼いたしました     骨見本のように立派な骨が残っておりました     ただ、肋骨ってないのですね